広島のエレフリス・モンテロ内野手とサンドロ・ファビアン外野手が7日、ドミニカ共和国に帰国するために広島空港を出発した。ともに来季も残留の見通しだ。
チーム最多17本塁打を放ったファビアンは、打率2割7分6厘もリーグ9位という成績だった。
「チームが負けて悔しいけど、いろいろ勉強になったシーズン。トータルでレベルアップできた。1年やって(来季は)もっとできる自信はある」
一方のモンテロは、8月に月間6本塁打をマークしたものの、9本塁打にとどまった。メジャー21本塁打の実績から物足りなさは残ったが、ファビアンとともに来季も中軸として期待される。
「今シーズンはいいときも悪いときもあったけど、いい経験。未来のためにいいことだった。もっともっといい活躍ができると思う。2倍ぐらいできる」
モンテロは、シーズン終盤に休日返上して新井監督から直接指導を受けた。指揮官は「彼は彼で1年勝負で来ている。自分の持っているもので勝負をさせたかった」と見守ってきたが、スイングする際の首の角度を指摘。来季を見据えてのことだった。
今季が来日2年目だったテイラー・ハーン投手も、米国に帰国した。けがで出遅れた昨季の35登板から55登板に増やしたが、昨季の防御率1・29から3・35へと数字を落とした。来季の去就は流動的だ。