ヤクルトのホセ・オスナ内野手(32)が7日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。新たに結んだ3年契約1年目の振り返りや“生涯スワローズ”の思いを語った。
今季は141試合に出場し、打率2割5分6厘、14本塁打、67打点をマーク。献身的な走塁や守備でもチームを支えた。
「理想的な数字ではなかったです。なかなか打撃の調子が安定しないことも多かった。練習でいろいろと取り組んで感覚を取り戻そうと頑張ったんですけど、なかなか安定しなかった。そこまで悪くなかったですけど、数字的にいいとは言えない」
己に厳しい助っ人は例年並みの数字では満足感はなかった。
「ホームランはちょっと少なかったし、例年と似たような数字かもしれないですけど、毎年、前年を超えたいという意欲があるので、なかなか納得がいかないところもあります。来年は今年以上、今まで以上に良い結果を残したい。シーズンオフからトレーニングを頑張ります」
それでも年間を通じて故障での離脱はなく昨季と同じ出場数だった。
「今年はほぼ1年間、けがなく完走できたのは自分のなかでプライドを持てる部分かなと思う。2試合だけ出られなかったけど、可能な限りチームに貢献できたかなと思います」
交流戦の6月6日のソフトバンク戦(神宮)では今季3号2ランを放ち、日米通算100号を達成したが、「全然知らなかったよ。全く意識してなかった」と笑い飛ばした。
「日米じゃなく、日本で100本打ちたいですね」
27年までの契約を終えた後もヤクルトでプレーしたい思いがある。
「間違いなくスワローズでキャリアを終えたい。今の契約が終わって、あと2、3年は頑張りたいと思っている。それがスワローズだったら最高だなと思います。アメリカでもずっとパイレーツ一筋だったので、スワローズ一筋だったらベストな形かなと思う。40歳まで? 体の状態次第ですけど、健康であって、まだやれるなら40歳までも視野に入れたいですね」
アメリカに帰国したオスナは約1か月の休養を経て、トレーニングを再開する予定。優良助っ人が来季もフル稼働する。