◆練習試合 巨人5―0ヤマハ(7日・東京ドーム)

 巨人の育成ルーキー、竹下徠空(らいあ)内野手が豪快な一発を放った。

 思いきりよく振り抜いた。

9回2死。竹下は左腕・佐藤大から左翼ポール際にライナーを放り込んだ。無観客のスタンドに快音を響かせた。意気揚々とダイヤモンドを一周した18歳は「初球を見逃した時にいいかんじに見逃せたので、次甘かったら振っていこうと積極的に振った結果がホームランになったので良かった」と胸を張った。

 1軍のCSに向けた調整として行った社会人との練習試合に、3軍の一部選手が途中出場メンバーとして参加。そのうちの一人として参戦し、阿部監督に持ち味の長打力をアピールした。1軍の本拠地での一発となり、「今後もっとここでやりたいと思えるような一日だった」と声を弾ませた。

 明徳義塾から24年育成ドラフト6位で入団。今季、3軍でチームトップの11本塁打を放った。右の大砲候補として期待は大きい。

 この日の試合前練習では岡本ら1軍野手陣のフリー打撃などを熱心に観察。「普段3軍の選手とやっている中で、1軍の選手を見ると打球の速さや飛距離もそうですし、一番は全員確率が高かった。

狙ったスイングをした時はホームランになっていた。そういうことが見れたのがすごい良かったです」。ルーキーがさらなる飛躍へ貴重な時間を過ごした。

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