富士通陸上競技部は8日、男子マラソンで日本記録保持者の鈴木健吾(30)が退部・退社することを発表した。
2021年びわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本記録を樹立。
鈴木は同社を通じ「多くの葛藤や迷いがありましたが、自分自身と向き合い、自問自答を重ねた末に、新たな道へ進む決断をいたしました。歴史と伝統ある富士通のユニフォームを身にまとい、競技に打ち込むことができたことは、私の競技人生において大きな誇りです。心より感謝申し上げます。また、ここまで競技を続けてこられたのは、応援してくださったファンの皆さま、共に歩んできた仲間、そして温かく支えてくださった富士通の皆さまのお力添えのおかげです。この場を借りて、改めて深く御礼申し上げます。今後は、マラソンランナーとして新たなステージに挑戦し、自分らしい走りを追求してまいります」などとつづった。