ロッテのサブロー新監督が8日、ZOZOで就任会見に臨んだ。紺のストライプのスーツで登壇した新監督は「厳しい練習をして若手が羽ばたけるようなチームにしたい」と抱負を述べた。

 球団から就任要請を受けたのは4日の夜だったといい「びっくりしました。大変だけど、今いる選手はほとんど僕がこのファームで見てきた子が多いので、何とかこの子たちと優勝できたらいいなっていう風に考えてました」と就任を決意したという。

 今季途中、2軍監督から1軍ヘッドコーチに就任したとあって、チーム事情はしっかり把握している。「バッテリーの問題もあり、攻撃的な問題もあり、守備、全てにおいて他の5球団には負けていると思うので、そこをまた一からやり直していきたいなと思います」と厳しさを強調。今季は寺地、新人の西川をはじめ若手の台頭もあったが「ベテランから中堅、若手含め、競争になると思います。一番いい結果を出した選手を使いたい」と競争を求めた。

 会見の司会を務めたのは、「サブロ~」の甲高い調子のアナウンスでおなじみだった元球団職員の谷保恵美さん。「千葉ロッテマリーンズ新監督、サブロ~」と紹介。新監督は「懐かしいですね。ちょっと腕落ちた?」と笑っていた。

 ◆サブロー(大村三郎=おおむら・さぶろう)1976年6月1日、岡山県生まれ。49歳。

PL学園から94年ドラフト1位でロッテ入団。入団時から登録名はサブロー。2度の日本一に貢献し05、07年に外野手のゴールデン・グラブ賞受賞。11年6月に巨人に移籍も12年にFA宣言してロッテに復帰。16年に引退後は楽天のファームディレクターなどを務め、23年にロッテの2軍監督に就任。通算成績は1782試合で打率2割6分5厘、127本塁打、655打点。181センチ、90キロ。右投右打。

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