J3で最下位の沼津は8日、アウェー・金沢戦(12日)に向け、静岡・裾野市内で公開練習を行った。就任後、2勝1敗としている鈴木秀人監督が今季初の連勝を厳命した。

 J3残留へ、さらにギアを上げる。5日のアウェー・高知戦は1―0で2試合ぶりの白星。19位の讃岐、18位の群馬とは残り8試合で勝ち点4差となった。7日に51歳の誕生日を迎えた指揮官は「粘り強く勝ち切れたことは大きい。このアウェーで2連勝できたらもっと大きい」と金沢戦を見据えた。

 就任後は3戦2完封。新たに導入した3バックが奏功している。「(守備陣が)思い切って潰しに行けるし、後ろのチャレンジ&カバーに安心感がある」。7月から9月にかけて喫した7連敗では6試合で複数失点を記録したが、守りが踏ん張れるようになったことで、反撃態勢が整いつつある。

 対金沢は過去3戦全勝と相性抜群。今季6月のホーム戦も3―1と快勝している。「バンバン、プレッシャーをかけてくるのでロストしてカウンターは避けたい。

アウェーであっても自分たちの時間を増やしたい」と鈴木監督。昨年8月以来の連勝でアスルクラロが上昇気流に乗る。

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