中日は8日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮でスカウト会議を行った。上位指名候補として、健大高崎高の石垣元気投手、青学大の中西聖輝投手、創価大・立石正広内野手の名前を挙げ、指名候補選手を約90人に絞った。
スカウト会議では、候補選手の映像を確認。担当スカウトからの報告や、ドラフト戦略など約3時間半の話し合いが行われた。会議に出席した井上監督は「長所や短所をすりあわせた、というところ。(ドラフトまで)まだ2週間ある。密に連絡を取り合いながら、詰めていく」と説明した。
堀中スカウト部長は、今季のドラフト指名方針について「基本的には、即戦力が上位となると思う」と明言。投手か野手については「最終的な結論には至っていない」とした。
また、12球団に指名対象選手であることが通知されている米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手についても言及。岩手・花巻東高で通算140本塁打をマークしたスラッガーについて、同部長は「(佐々木の名前は)話には出た。スカウトとしても評価はしているが、指名する、しないについてはまだ(結論は出ていない)です」と話すにとどめた。
プロ野球ドラフト会議は今月23日に行われる。今後も、話し合いの場を設けながら、指名候補を絞り込んでいく。