プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)、元WBA世界バンタム級王者・井上拓真(29)ら大橋ジムの選手たちが、6日から8日まで神奈川・小田原市で走り込み合宿を行った。同ジムの大橋秀行会長(60)が明かした。

 大橋会長は「井上尚弥、井上拓真は約3年ぶりの野外合宿です。井上尚弥はサウジアラビア、井上拓真は那須川天心(戦)に向けての走り込みです。これからはジムでスパーリングの主体の練習に入ります」と報告した。

 9月14日に名古屋・IGアリーナでWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=を大差判定で下した井上尚は、12月27日にサウジアラビアでWBC同級1位アラン・ピカソ(25)=メキシコ=との防衛戦に臨む。

 WBC世界バンタム級2位の井上拓は、11月24日のWBC世界バンタム級王座決定戦(トヨタアリーナ東京)で同級1位・那須川天心(27)=帝拳=と対戦する。

 合宿には井上兄弟のほか、日本ライト級王者・今永虎雅(26)、4戦全勝(3KO)の田中将吾(23)、日本ライトフライ級3位の磯金龍(25)、井上真吾トレーナー、八重樫東トレーナー、鈴木康弘トレーナーが参加した。

 井上尚も自身のSNSで「3日間の合同走り込み合宿終了のお知らせです 練習再開がこの合宿になり全身がボロボロになりながらも頑張りました。。。」と報告。「拓真氏はレベアップした模様です。」とし、「ここから試合に向けて更にギアを上げてのトレーニングが楽しみです!期待大!みなさんありがとうございました!」とサウジ決戦への意気込みをつづった。

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