◆YBCルヴァン杯準決勝第1戦 川崎3―1柏(8日・U等々力)

 柏は前半に喫した不用意な2失点が響き、8月17日のリーグ・岡山戦(1●2)以来、公式戦10試合ぶりの黒星となった。ハーフタイムに杉岡、ジエゴ、原川に代え、三丸、山之内、戸嶋を入れて3人を交代して流れを引き戻すと、後半17分にMF小泉佳穂が頭で1点を返したが、同40分に痛恨の3失点目を喫した。

シュート数は17対9と押し込んだが、攻守ともにゴール前で勝負強さを欠いた。

 リカルドロドリゲス監督は試合後の会見で、「前半は正直いいプレーがチームとしてできていなかった。簡単な形で2失点をしてしまい、我々自身で試合を難しくしてしまった。ハーフタイムに(3枚)切ったカードの効果もあって、後半スタートからいいプレーが35分ほどできていた。同点に追いつくチャンスが多数あった。ただ、その後、終盤にいいプレーが続かずに、3失点目をして難しくしてしまったが、180分の試合のうちのまだ90分しか終わっていない。第2戦ホームで我々サポーターの力を借りながら、逆転して決勝への進出を目指したい」と顔を上げた。

 ハーフタイムの3人の交代について問われると、指揮官は「攻撃的にプレーするための3枚交代した。右サイドに山之内を投入して、より深い位置を取りたいという意図があった。ジエゴは右サイドでできることをしてくれているが、やはり慣れていない。サチロウ(戸嶋)、そして三丸もより攻撃的にコントロールしながら相手陣地に押し込む狙いをもって、投入した」と説明した。

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