中東のドバイに誕生したプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」。今年11月には約1か月のリーグ戦が開催されるが、TBSの人気スポーツドキュメンタリー番組「バース・デイ」では、この新リーグの出場選手枠を確保。

番組内でトライアウトを開催し、選手を派遣することになった。

 その名も「PLAN D」。3日午前1時23分から放送された同番組では、総勢297人から勝ち抜いた野手45人による第2ステージのトライアウトが放送され、野球ファンを中心に感動の声がSNSを席巻している。

 番組ではトライアウトに臨む男たちの人間ドラマにもスポットライトを当てる。お笑いコンビ「サンライズ」の芸人・川野翔は鳥取城北の4番として、2012年の甲子園に春夏連続出場を果たした実績を持つ。番組内で、川野は当時の思い出をこう語る。

 「センバツで3三振して、2ちゃんねるでたたかれて。『4番のデブ』『鳥取まで歩いて帰れ』…今、芸人になったんでこうやって話せますけど、当時の僕は本当に耐えられなかったんですね。その時、唯一笑えたのが、テレビのお笑い番組だった。『嫌な思いをしている人を助けてあげたいな』から、芸人になろうと決めたんです」

 それでも心の中から完全に、野球は切り離せなかった。「野球への思いも見せたい」と参加した。強豪校で4番を担い、聖地の土を踏んだ男は果たして、ドバイへの切符をつかむことができるのか。

 この模様はTVerとTBSスポーツ公式YouTubeで無料配信中。また「運命の最終合宿ステージ」の様子は25日午前1時23分から「バース・デイ」にて放送予定。夢をつかむのは果たして誰か。男たちのチャレンジをまぶたに焼き付けたい。

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