オリックス・西川龍馬外野手(30)が9日、チームのCS突破を願った。右脛骨(けいこつ)骨折で離脱中のため、11日から始まる第1ステージ(S)の日本ハム戦(エスコン)は欠場。

「全員で勝ち進んでもらいたい。その思いが一番ですね」とエールを送った。

 9月20日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で右すね付近に自打球を当て、骨折した部位は回復過程。15日に開幕する最終S・ソフトバンク戦(みずほペイペイ)も極めて厳しいが「僕も最後の最後まであきらめずに、リハビリをしたい」と懸命に前を向いた。

 広島からFA移籍2年目は、パ首位打者の牧原大(ソフトバンク)をしのぐ打率3割1分。しかし負傷により、規定打席に31打席足りなかった。「来年こそ完走できるように、という気持ちになっている」。全員の目標は3位からの下克上日本一。仲間を信じ、天才も戦う。(長田 亨)

 〇…岸田監督が11日からのCS第1S・日本ハム戦(エスコン)へ必殺継投を準備した。9回のマチャドは原則固定し、救援陣全体の好調を実感。「誰が行ってもいい状態。

勝つために必要なら、出し惜しみせずにということもある」と構想した。この日は空路で札幌入り。今季終盤には山崎が2試合連続で無死満塁から好救援し「火消しの(山崎)颯一郎なんて、みなさん想定していなかったと思う」とうれしい誤算も抱えた。

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