「第55回日本少年野球関西秋季大会」(報知新聞社など主催、10月18日開幕・ReFillスタジアム=淡路佐野運動公園第1野球場ほか)の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内のゼット株式会社本社で開催された。本大会進出を決めた中学生の部24、小学生の部18チームの主将らが参加。

ともに11月2日に決勝が行われる予定だ。

 緊張感のある抽選会場で、各チームのキャプテンらが静かに闘志を燃やした。中学生の部は3チームが初出場。決勝戦を延長8回サヨナラ勝ちで初切符をつかんだ大阪山直(やまだい)ボーイズ(大阪南支部)の渕上主将は「本当にうれしかった。チームは最高の雰囲気で練習ができている」と笑顔。3年連続出場の福知山ボーイズ(京都府支部)との初陣へ、「タイガースカップでも優勝したい。絶対勝つ」と鼻息を荒くした。

 同じく初出場の大阪泉大津ボーイズ(大阪阪南支部)は、2回戦からの登場。抽選を終えた小森主将は「日頃の行いが結果に出ていますね」とニヤリ。「みんなで盛り上がっていこうと話した。絶対、甲子園に行きます」と力強く語った。44年ぶりに出場を決めた大阪東ボーイズ(大阪北支部)は、和歌山御坊ボーイズ(和歌山県支部)と対戦する。

なお今大会でベスト4のチームには、タイガースカップ出場権が与えられる。

 小学生の部は、昨年連覇を果たした堺中央ボーイズ(大阪阪南支部)の青山主将が「チーム状況はいいので、勝ち上がりたい。3連覇狙います」と腕をぶした。今夏に全国制覇した滋賀大津ボーイズ(滋賀県支部)の河上主将は「関西では負けられない」と日本一のプライドを胸に戦う覚悟。小学生の部の上位進出チームは、オリックス・バファローズカップなどへ出場できる。

 〇…選手宣誓を任された2人はどのチームの主将よりも気を引き締めた。中学生の部で選手宣誓を務めることに決まった神戸ボーイズ(兵庫県東支部)の桑田主将は「選ばれた人だけが立てる場所。緊張の反面、楽しみもある」と目を輝かせ、「タイガースカップに出られるように頑張りたい」と、胸を躍らせた。

 小学生の部で大役を務めるのは大阪堀江ボーイズ(大阪南支部)の増田主将。名前を呼ばれた際には目を丸くしていたが、「やるしかない。やるからにはちゃんとしたい」と気合十分。枚岡ボーイズ(大阪中央支部)との初戦に向け、「まず一勝取りたい」と意気込んだ。

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