ハンドボールの国内最高峰「リーグH」所属のプロハンドボールチーム、ジークスター東京が9日、東京・墨田区とホームタウン・スポーツチーム連携協定を締結した。今季のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)開幕戦となった9日の大崎オーソル埼玉との試合前に山本亨区長が始球式を行い、ハーフタイムに調印式を実施。
ジークスター東京は、東京都を拠点に日本代表選手や代表経験選手が多数所属するリーグ屈指の人気チーム。2020年に創設以来、錦糸町にあるひがしんアリーナでホームゲームを開催し、昨季の1試合平均の来場者数は1000人超で、この日の試合も1193人が応援に駆け付けた。今回の協定締結で、墨田区をホームタウンとするほか、互いに有する資源を最大限に活用。積極的な連携・協力を図ることで、区民のスポーツに対する関心を深めるとともに区のスポーツ振興の発展につなげることになる。
「トップアスリートの方との触れ合いは、子どもたちが未来に向かって具体的な夢を抱く上で、何よりも大きな力になると確信している」という山本区長は、ハーフタイムでの調印式で「スポーツで笑顔に、区民に勇気と元気を与えていただいて盛り上げていただければ」とスピーチ。前半6点差の劣勢には「熱い応援を頂戴して、逆転勝ちで今日の締結を祝っていただけるよう、選手の皆さんにもお願い申し上げたい」と話すと、その言葉通りにチームは後半、怒濤の巻き返し、残り5分で劇的な逆転勝ちを手にした。
これで4勝1敗となり、勝ち点8で暫定2位。次戦の相手は13日のレッドトルネードSAGA(佐賀・SAGAプラザ)で、ひがしんアリーナの次戦は17日のゴールデンウルヴス福岡戦になる。