静岡県立美術館(静岡市駿河区谷田)で11日から「金曜ロードショーとジブリ展」がスタートする。同館1階に設置された、「ゲド戦記」に登場する竜の像の前で10日、開会式が行われた。
2023年にスタートした同展は三重や長崎など日本各地で開かれ、福島では計20万人が来場するなど大人気。静岡は9会場目となる。日本テレビの「金曜ロードショー」では「風の谷のナウシカ」が2年に1回のペースで放映されており、平木省・静岡県副知事は「ジブリの作品には『心に届く力』がある。私も(天空の城)ラピュタやナウシカが大好きで、何回見たか分かりません」とあいさつした。
スタジオジブリと金曜ロードショーは同じ1985年にスタートした。展示ではアニメ作品の資料などとともに、過去40年の日本の世相を振り返る企画となっている。
なお、会場での入場券販売はなく、ローソンチケットなどで扱っている。一般・大学生1900円、中高生1500円、70歳以上は1000円。土日祝・振り替え休日と、12月23日以降は日時指定予約制。来年1月4日まで開催。