大阪・関西万博のイタリアパビリオンで展示された作品が鑑賞できる特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」が10日、大阪市立美術館で開催されることが同館で発表された。

 万博閉幕後の25日~来年1月12日まで、大阪市立美術館で展示されるのは彫刻「ファルネーゼのアトラス」「正義の旗」レオナルド・ダ・ヴィンチ「アトランティコ手稿」2点の合計3件4点。

イタリアパビリオンは人気も高く、6時間待ちもある中で、閉幕後に至宝を見られるチャンスがやってくる。大阪市立美術館館長の内藤栄氏は「ありがたい話をいただいた。よく会場が空いていたなと思います」と笑顔。また残念ながら次の展示開催地が決まっているため、今回断念した作品もあることを明かした。

 イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニ氏は「レガシーがこのような作品で残ることは光栄。多くの方々にこれらの至宝をめでていただきたい」とアピール。横山英幸大阪市長は「超一流のものがそろっているのがイタリア館。展示物が引き続き展示されるのはうれしい」と喜びを語った。

 本展は日時指定予約優先制。詳細は大阪市立美術館の公式ホームページで確認を。

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