10日放送のTBS系報道番組「Nスタ」(月曜~金曜・午後3時49分)では、自民党の高市早苗新総裁と公明党の斉藤鉄夫代表がこの日午後、国会内で改めて会談し、連立政権を継続するかどうかを協議したものの決裂。公明の連立離脱が決まったことを速報した。

 公明は高市総裁選出を受けた連立協議を巡り、企業・団体献金の規制強化や派閥裏金事件の真相解明を求めたが溝は埋まらず、自民の不信払拭に向けた努力が不十分と判断した。政策ごとの協力は継続し、選挙協力は人物本位とする方向だ。

 同番組では会見での斉藤氏の「首班指名で高市早苗と書くことはできない。自公連立はいったん白紙とする」との発言を速報。

 会見を見届けたTBS報道局政治部の岩田夏弥部長は「高市さんは政治とカネの問題で裏金問題も決着済みだと言ったんですが、今日、斉藤さんは『決着済みだと言って国政運営に取り組む姿勢は国民感情とかけ離れている』とまで言っています」と指摘。

 「高市さんの方針をかなり強く批判した。高市新総裁、新執行部にはかなり大きなダメージだと思いますね」と続けていた。

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