フジテレビ系夕方のニュース番組「Live News イット!」(月~金曜・午後3時45分)が10日放送され、自民党の高市早苗新総裁と公明党の斉藤鉄夫代表がこの日午後、国会内で改めて会談し、連立政権を継続するかどうかを協議したものの決裂。公明の連立離脱が決まったことを速報した。
公明は高市総裁選出を受けた連立協議を巡り、企業・団体献金の規制強化や派閥裏金事件の真相解明を求めたが溝は埋まらず、自民の不信払拭に向けた努力が不十分と判断した。政策ごとの協力は継続し、選挙協力は人物本位とする方向だ。
同番組では囲み会見での斉藤氏の「首班指名で高市早苗と書くことはできない。自公連立はいったん白紙とする」との発言と高市新総裁の「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました。いきなり公明党案への賛否を示すように求められましたが受け入れることはできなかった」との発言を速報。
両氏の会見の映像を見届けたフジテレビの高田圭太政治部長は「高市さんとしては非常に不本意だと言うことで、ちょっと公明党への不信感も、言葉は穏やかなんですけど、そこには見て取れたかなと思いますね」と発言。
「確かに(総裁と幹事長の)2人では決められないというのは、その通りなんですよ。公明党がそれを分かっていて高いボール投げてきたことへの不信感もそこに現れていたと思います」と続け、「公明党は(離脱について)誰が総裁でも同じだったと言うんですけど、それを額面通りに受け取る人がどれくらいいるかというのは、ちょっと疑問なところがあるのかなと思います」と口に。
「やっぱり高市さんじゃなければ違ったんじゃないかと見る人は永田町でも多いんじゃないかと思います」と続けていた。