SixTONESの松村北斗が10日、都内で主演映画「秒速5センチメートル」(奥山由之監督)の初日舞台あいさつに登壇した。
映画「君の名は。」などで知られる新海誠氏が手がけ、2007年に公開されたアニメ映画の実写化作品。
松村は冒頭に会場に集まった観客にあいさつした後、「あと、配信じゃなくて…カタカナの言い方ありましたよね?」と聞き、ライブビューイングだと指摘されると「…の皆様も足をお運びいただきありがとうございます」と感謝を伝えた。
また、公開初日について「いよいよ公開したんだなという興奮もあり、不安な気持ちもある」と率直な思いを語った。
同作で印象に残っている出来事については「釜山国際映画祭で公開して上映が終わったら観客の皆さんが立ち上がって集まってきてくれて、囲まれて拍手をもらったときにこの光景は一生忘れないだろうなと思った」と振り返った。
共演の宮﨑あおいは「松村さんのチーム?グループ(SixTONES)の番組に出させていただいたとき、こんな違うお顔をもってるんだと思って、それもすごくきらきらしてて。チームでみんなでフォローし合ったりする空気感がすてきで、違う一面を見れたことがうれしかったです。(松村が)ふたりいるのかなと思うぐらい(撮影現場とは)違った。現場ではしずかーに遠くにいたのですが、(番組では)はじけてる姿が素敵でした」と松村について語り、松村は「お母さん?」と照れ笑いを浮かべた。
作品の内容にちなんで、この世界に「一言残すとしたら」と聞かれると松村は「今はまじめな雰囲気ですか?ふざけてたら、『もち肌』という回答もありますが…」とおそるおそる回答しつつ、「『辞めない』という言葉」と真剣に続けた。「この仕事してるとしんどいときもあって、がんばれてないなとか、ハードル越えられてないなとか、心がぼろぼろになるときに『辞めない』というとこまでハードルを下げるとなんとかなることが結構ある。僕はそれを残して来世の自分に残したい」と語った。