東京六大学野球リーグの早大は10日、来春に予定されている米国遠征における個人負担金軽減のため、クラウドファンディングを実施することを発表した。「早稲田大学野球部 世界へ! アメリカ名門大学と究める文武両道への挑戦」と題して、12月8日まで受け付ける。

 同部では来年2月23日から3月6日、通算14度目となる米国遠征を行う。現地では1905年の第1回渡米時にも対戦したスタンフォード大など、名門大学とも戦う予定だ。クラファンで集まった資金はオープン戦や現地稲門会との交流、野球教室、対戦校との懇談などに使われる。

 小宮山悟監督は「時は流れて令和の現代、WBCでの優勝や日本人メジャーリーガーの大活躍など、すでに日米の差は埋まったと考える方もいるかもしれません。しかし、人材育成、若者の教育を主眼とする学生野球において、まだまだ先進的である米国で野球を学ぶこと、そして学生同士が国籍や人種を越えて交わりあうことには、いつの時代でも大きな意義があると信じています」とコメントした。

 詳細は早大野球部のホームページまで。

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