◇国際親善試合 日本代表―パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、今回の代表活動で唯一初招集だったMF斉藤光毅が後半21分に途中出場し、代表デビューを飾った。

 三笘がコンディション面を考慮されて選外となったことで、パリ五輪でエース番号の10番を背負ったドリブルを武器とするアタッカーにチャンスが巡ってきた中、MF中村敬斗に代わって左ウィングバックに入った。

デビューを前に「初めて選んでもらえたので、ほんとにやるだけかなと思っている。活躍して爪痕を残したい」と決意を示していた。

 斉藤は横浜FCの下部組織出身で、18年にクラブ年少記録の16歳11か月11日でJ2デビュー。この初陣でのFW三浦知良との“35歳差2トップ”は大きな話題となった。19歳で海外に移籍し、ベルギー、オランダでプレーし、昨季はイングランド2部QPRで主力として39試合で3ゴール2アシストをマークし、今季も6試合で1得点を記録している。

 ◇斉藤 光毅(さいとう・こうき)2001年8月10日生まれ、神奈川・川崎市出身。24歳。横浜FCユースでプレーしていた18年3月に高2でトップチームに2種登録され、同年9月にプロ契約を締結。21年1月にベルギー2部ロンメルへ完全移籍し、22年夏~24年夏までオランダ1部スパルタ、24年夏~25年夏までイングランド2部QPRに期限付き移籍で在籍し、今夏にQPRへ完全移籍。24年パリ五輪代表。170センチ、61キロ。右利き。

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