元宝塚雪組トップスターの望海風斗と元宝塚歌劇花組トップスターの明日海りおが10日に東京・東急シアターオーブで開幕したミュージカル「エリザベート」の囲み取材に応じた。

 今年、東宝版の初演から25周年を迎える人気ミュージカル。

ヒロインのエリザベート役をダブルキャストで演じるのは、望海と明日海。

 共演の古川雄大井上芳雄から「ふたりめっちゃ仲良い」「(宝塚で)同期だし助け合ってる感がすごかった」と言われた望海と明日海。望海は「私たちは音楽学校で寮が同室だったんです」と明かし、「(今回の舞台稽古期間は)入りたてのまだ初々しいころの自分たちを思い出す時間でした。夢を見て音楽学校に入ったときの自分たちの姿、気持ちを思い出して、明日海ちゃんがやってるのを見てうるうるしちゃう自分がいたり、私が通し稽古をやって戻ってきたら明日海ちゃんが泣いてたりとか」と話した。

 明日海も「どうしても(望海が)いろんなものを背負って立ってる姿、演じてる姿を見たらたまらなくて、気づいたら泣いてしまっていた」とうなずき、「一番近い距離で分からないことを相談しあったり、教えてもらったり、ふたりで過ごしてる時間がすごく幸せでした。公演が始まったら自立していかなきゃいけないと今、寂しく思いました」と思いを語った。

 観客へ向け、望海は「自分たちが一番どきどきそわそわ、ワクワクしている。楽しんでいただけるように一回一回大切に公演をしていきたい」、明日海は「私も必死に必死に心を込めて演じていきたい」とそれぞれ思いを込めた。

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