3000年前のモンゴル帝国の王座を巡る歴史ドラマを描いた舞台『The Mongol Khan(モンゴル・ハーン)』が10日、東京国際フォーラムで初日を迎えた。日本初上演となる舞台を大相撲の横綱・豊昇龍(立浪)、十両・朝白龍(高砂)、音羽山親方(元横綱・鶴竜)らが観劇に訪れた。

 今回の公演のアンバサダーを務める元横綱の白鵬翔さんも会場を訪れ、カーテンコールの際には舞台に上がって花束贈呈を行った。「良かったですね。何回泣いたか、何回鳥肌が立ったか分からない。子供の頃がよみがえって、感動しました」と感想を語った。

 白鵬さんは自身の近況も報告。「ワールド・ノマド・ゲームズ(世界遊牧民大会)」の初代アンバサダーに就任したことを明かした。来年にキルギスで開催される大会から、相撲が実施種目に加わるという。「100か国ぐらい集まるすごい大会。相撲の大会が世界中に増えていけば、盛り上がっていくと思う。非常に良かった。もちろん、そこに日本の選手が参加すれば面白い。これから(日本相撲連盟の豊田)章男会長に相談したい」と歓迎した。

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