◇国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表のFW小川航基が、代表通算10点目となる豪快なミドルシュートを決めた。

 前半21分に失点したが、同25分に中盤でパスカットしたMF佐野の縦パスを小川が受けると、振り向きざまに右足で豪快なミドルシュート。

パラグアイGKが左手でパンチングしたが、ボールの勢いが勝り、ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 これで代表11試合目の出場で10得点に乗せた。8月10日に81歳で死去した、歴代最多75得点の釜本邦茂さんが10得点に乗せたのは12試合目で、日本サッカー不世出のストライカーを更新する記録となった。小川は「僕がジュビロに入団した時も、(当時監督の)名波さんだったりに『釜本さんを超えられる』っていう風に言って、取ってもらったので、やっぱり(釜本さんの存在が)頭の片隅にはありました。ただ、釜本さんを超えたわけでも、得点数で上回ったわけでもまだ何でもないし、何者でもない。これからだと思うので、一喜一憂せずというか、何も満足することなく前進していければ」と決意を新たにした。

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