◇国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、2―2で引き分けた。

 森保監督は試合後の会見で「できれば我々が失点を抑えながら、先制点を奪う展開に持っていければと思っていた。

ホームでの戦いの中、(それが)できなかったところは、アグレッシブに戦いながらも守備を固くしていかなければいけない」と反省点を述べた。

 「とくに1失点はサッカーでは、ある程度仕方ないこともあるかもしれないが、複数失点はしないようにしないといけない。いい守備からいい攻撃へというところは、さらに上げていかなければいけない結果になった」と続けた。

 攻撃面では、南米予選18試合10失点と堅守を誇るパラグアイを相手に小川、上田のFW陣が2得点した。森保監督は「我々が点を取ってほしいと思うFWの2人が点を取ってくれた。今後の戦いにおいて良い意味で軸がしっかりすると思う」とたたえ、「そこから(さらに)チャンスの作り方のバリエーションを増やしていかなければいけない」と話した。

 その上で「アジア予選を終えて、そこから(9月以降)アジア以外の大陸のチームと試合をしている中で、やはりレベルの違いは感じている」とし、「アタッキングサード(攻撃の最後の3分の1)でさらにシュートまで、シュートチャンスまでつなげるということをやっていかなければいけない。個人でも、チームでも、さらに得点を奪えるように、チャンスをつくれるように、チャレンジしていかなければ」と向上を誓った。

 1―1とした以降、日本が優勢な時間帯が長かったが、2点目を先に許し、苦しい展開となった。「航基が点を取ってくれて追いついた後、我々が押している時間が長かった中、勝ち越しゴールを奪う力をさらにつけていかなければいけない展開だった」と振り返った。

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