今オフのメジャー挑戦を明言しているヤクルト・村上宗隆内野手(25)に関する特集記事を10日(日本時間11日)、米移籍情報サイトの「トレード・ルーマーズ」が掲載した。
ポスティングシステムを利用して海を渡る予定の村上。
スカウティングレポートでは「(三塁の)守備は平均的。将来的には一塁に回る可能性が高い」とされているという。メジャーの球団の評価が割れる可能性を示し、「長打力という明確な武器を持ちながら、三振率や守備位置には課題もある」「鈴木(カブス)と吉田(Rソックス)は村上より(日本で)高打率だったが、村上の方が長打力は上と評価されている」などとした。
「25歳ルール」についての解説もあった。昨オフ、ロッテから同システムを利用してドジャースに移籍した佐々木朗希は23歳だったため、海外の選手の青田買いを防ぐための同ルールが適用され、マイナー契約となり、契約金は650万ドル(約10億円)だった。
移籍先の候補について、同サイトは「ドジャースはこれまでも日本人スター選手を多く獲得しており、今回も有力視されている」としながら、「ポジション的にはやや難しい」とした。一塁にはフリーマン、DHには大谷翔平、そして三塁には村上とタイプのかぶるマンシーがいるため「村上を獲得する場合、マンシーとの決別などの調整が必要となる」。それでも「ただし、マンシーの契約は2026年まで、フリーマンも2027年までのため、長期的にはフィットする可能性もある」と指摘した。
その他には鈴木、今永が所属するカブス、吉田のRソックス、千賀のメッツ、エンゼルスやヤンキースなども挙げられた。