◆第11回サウジアラビアロイヤルカップ・G3(10月11日、東京・芝1600メートル、良)

 勝ち馬に後のG1優勝馬が名を連ねる出世レースの2歳重賞は8頭立てで争われ、2番人気で坂井瑠星騎手が騎乗したエコロアルバ(牡2歳、美浦・田村康仁厩舎、父モズアスコット)が、直線一気の差し切りでデビュー2連勝、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、1分33秒8。

 今年の千葉セリで7700万円で落札された同馬は、7月の新馬(新潟)で2馬身半差の快勝。タイム(1分21秒3)も、同開催のダリア賞(勝ちタイム1分21秒5)を上回る優秀なものだった。

 2着は7番人気のガリレア(杉原誠人騎手)、3着は1番人気のゾロアストロ(ルメール騎手)だった。

 坂井瑠星騎手(エコロアルバ=1着)「脚が速かったです。ゲートを出なりに考えようと思っていましたが、思ったより出なくて…。前が競り合ってごちゃごちゃしていましたが気にせず、道中は進んでいかなくて不安になりました。直線は反応が鈍かったですが、動き出してからの反応がすごくて、少しエンジンがかかったところで、これは勝つなと思った。東京のマイルをこなしたし、1600メートルは問題ない。性格も操縦性もいい馬なので、今後が楽しみになる内容でした」

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