俳優の黒崎煌代が11日、都内で行われた主演映画「見はらし世代」(団塚唯我監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 若手映画作家育成事業ndjcにて短編「遠くへいきたいわ」を監督した団塚氏のオリジナル脚本による長編デビュー作。

第78回カンヌ国際映画際では、団塚監督が日本人最年少で監督週間出品作に選出された。再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母親の死と残された父親と息子の関係性を描いている。

 映画初主演となった黒崎。公開初日となった昨日は自身も劇場で同作を見たという。「ありがたいことにいろんな映画祭に参加させていただいたので、(撮影から公開まで)長いようで短い期間だった」と振り返り、公開について「うれしい」と素直な気持ちを明かした。

 同作にちなみ、これから見てみたい新しい景色について聞かれると、共演の井川遥は「来年50歳になる。50歳になったときに今のような活動をしていると想像してなかった。このように映画に参加できることに感謝して次にまい進していきたい」と話し、隣の黒崎は「すげえ!50歳?奇跡の50歳」と驚きの声をあげた。

 黒崎は「(新しい景色は)空飛ぶ車とか考えてた」と笑い、「もう一度カンヌ国際映画祭の景色を見たいです。いつの日か」と真剣に続けた。

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