◆プロレスリング・ノア「WRESTLE ODYSSEY」(11日、両国国技館)観衆3617
プロレスリング・ノアは11日、両国国技館で「WRESTLE ODYSSEY」を開催した。
メインイベントはGHCヘビー級王者・KENTAが秋の最強決定戦「N―1 VICTORY」を初優勝した「T2000X」チェアマンのマサ北宮と2度目の防衛戦。
髪の毛を金髪に染めた北宮がバックドロップで逆襲。場外戦でもフェンス、鉄柱へ王者を打ち付け攻勢に出た。バックブリーカーからのブレーンバスターで追い込んだが、KENTAはパワースラムで逆襲する。
さらにSTFで絞め上げ北宮を追い込み自らロープへ走ったところへT2000Xのタダスケに背中をイスで殴打されダウンした。北宮が場外戦で王者を追い込むと、観戦していた昨年11月から米WWEのNXTに参戦している稲村愛輝と口論。それでもお構いなしに北宮は王者を場外で蹂躙(じゅうりん)した。
さらにKENTAが誤ってレフェリーにタックルするとT2000Xのヨシタツ、タダスケが乱入。そこへ稲村が救出に入り2人をラリアットで蹴散らした。北宮はgo 2 sleepを食い止めるとパイルドライバーで逆転。トップロープからのダイビングセントーンで追い込んだ。
王者も張り手の連打でダウンを奪うとgo 2 sleepを決め北宮を破った。
試合後のリングにテンガロンハットをかぶった稲村が登場。マイクを持つと「コングラチュレーション」と英語で王者を祝福し「プロレスリング・ノアのリングにカムバックしました」と宣言し「そのベルトにぜひチャレンジさせてください」と挑戦を表明した。
KENTAは「どうした急に?」と突っ込むと「僕はダーティーなファイトが嫌いです」と英語を交えながらのマイクで繰り返し挑戦を要求した。ルー大柴ばりの日本語に英語をからませるマイクへ王者は「めちゃめちゃかぶれてるじゃねぇかよ!」と突っ込みながら英語で「お前の挑戦を受ける」と受諾。両者は熱い抱擁をかわし両者の対決が確実になった。