サッカー日本代表は11日、国際親善試合ブラジル戦(14日・味スタ)に向け千葉市内で練習を行った。2―2で引き分けたパラグアイ戦から一夜明け、出場機会のなかったDF安藤智哉(福岡)は雨の中、ミニゲームなど強度の高い練習で調整した。
7月のE―1選手権で代表を経験したセンターバックは、海外組が合流しての活動で約1週間がたち「あっという間に時間が過ぎている。明日を含めあと3日間、より良いコミュニケーションを取りながらいい活動にしたい」と充実感をにじませた。
チームが引き分けに終わったパラグアイ戦の印象を「南米ならではというか、すごく個の能力が高い選手が多かった。球際のバトルだったり、あれが南米のレベルなんだなというのはピッチ外からも感じた」と振り返った。3日後のブラジル戦に向けては「まずは残り、この2日のトレーニングでしっかりアピールして、強度の高いトレーニングの中で自分のプレーを出しつつ、その先にブラジル戦があると思う。ピッチに立てるように一日一日やっていきたい」と力を込めた。
ブラジルは前日に韓国を相手に5―0で大勝した。現時点で、試合映像はハイライトでのチェックにとどまるという。「個の能力で高い選手がいるが絶対に隙はあると思うので、その隙を逃さずにやっていきたい」と安藤。「1対1の局面では負けちゃいけない。逆に2対1(の状況)をつくりにいったりとか、日本人らしく賢く守りたい。自分がどこまで通用するのか、それはブラジル戦だけではなく、海外組を含めたフル代表のトレーニングでもそうだと思う。