日本代表は11日、千葉県内でブラジル戦(14日・味スタ)に向けたトレーニングを開始した。10日のパラグアイ戦では終了間際にFW上田綺世のゴールで追いつき、2―2の引き分け。

しかし第2次森保ジャパンでは初の3試合連続勝利なし(1分け2敗)と、結果が出ていない。そんな状況で迎えるブラジル戦に向け、DF渡辺剛=フェイエノールト=は、戦い方は森保一監督をはじめとしたスタッフ陣が決めることを前提としながら「僕はカタールW杯じゃないですけど、(DFラインを)べたべたに下げる時間帯があってもいいと思う。それをブラジル相手に試しておく、というのはありだと思う」と私見を述べた。

 10日には韓国代表に5―0で勝利したブラジル代表。渡辺は「(ブラジルは)2桁取れるぐらい力のあるチームだと思う。自分たちも一歩間違えれば、5点取られてもおかしくない。ボールを持たせて引き込んでからのショートカウンターも、(日本には)前に力がある選手がいるのでありかな、と。リスクを負わない戦い方は、見ている人は楽しいかはわからないですけど、自分たちは今、結果が1番求められていると思うので、そこを求めるならありかなと思います」と語り、戦い方の幅を広げることの重要性を説いた。

 パラグアイ戦後には、夜遅くまで選手同士で話し合い「こうしたらよかったね、とか、次のブラジル戦はこうしたいよね、という話しはしました」と明かした渡辺。「意見を持っている選手が多いので、話していて(このチームは)良くなるだろうなと思うし、誰が出ても自分の意見を言えるところが今の代表のすごいところ。捨てたもんじゃないな、っていうか、まだまだ強くなっていくだろうなと感じました」とうなずき、森保ジャパンの明るい未来を予見していた。

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