DOMOTOの堂本光一(46)が11日、神奈川・横浜アリーナで4年ぶりとなるソロツアー「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 RAISE」(全国4都市11公演、13万6000人動員予定)の神奈川公演初日を迎えた。全28曲を歌い踊り、軽快なMCでも楽しませ、1万5000人を“光一ワールド”に誘(いざな)った。

 光一は会場中央のステージにマントを深くかぶり登場した。1万5000人が息をのむように見つめる中、妖しげにライティングされたメインステージに移動しマントを脱ぎ捨て、純白の衣装に様変わり。12人のダンサーと迫力のオープニングで沸かせ「4年ぶりのツアーとなりました。お待たせしました。お久しぶりです!」と再会を喜んだ。

 コロナ禍だった4年前のツアーは声出しなどが制限された。この日は黄色い歓声が送られる会場を見渡し「今日は自由に声を出してもらっております。見渡す限り10代の頃から応援してくださっている方ばかり」と感謝。「何をどう間違えたのか、最近応援し始めてくれた方もいるようで。いいんですか? 寺西(拓人)君じゃなくて? アイツも急に見つかったからね」と、2月にtimeleszに加入し、人気急上昇中の後輩・寺西を引き合いにジョークを飛ばした。

 00年の初演から主演し続けたミュージカル「SHOCK」シリーズが昨年、大千秋楽を迎えた。「今年は『SHOCK』のない一年。

この横浜公演は(11~13日までそれぞれ)1公演、2公演、1公演。こんな余裕なスケジュールある? 『SHOCK』に比べたら、へでもねーよ」と爽やかに言い放った。

 終盤にはソロツアーで13年ぶりの復活となる全長約40メートル、高さ約15メートルの「浮き橋」が場内をまたぐように出現。後方の観客にも近距離で歌声を届けた。しなやかなパフォーマンスでも全方位を魅了し、「お客様の顔がキラキラしてる。こんなにも待ってくださる方たちがいるんだなと。会社や環境が変わりいろんなことが大変だけど、ここからがスタートです」。エンターテイナーであり続ける理由を再確認するように、ファンに更なる進化を約束した。(奥津 友希乃)

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