34年ぶりとなる大相撲のロンドン公演(15~19日、ロイヤル・アルバート・ホール)に向け、横綱・豊昇龍(立浪)ら約60人が12日、羽田空港から出発した。「初めてのロンドンなのでワクワクしている」と爽やかな笑顔をみせた。

横綱としての海外公演は土俵入りもするが「責任重いけどしっかりやっていきます」と力を込めた。

 ロンドンでは英語でスピーチを求められる可能性もある。「(高1で)初めて来日したとき、日本語を学ぶときに英語で少し勉強していた。はっきりは話せないけれど、自分的には少し出来る」と自信をのぞかせた。立浪部屋に外国人観光客が見学に訪れた際には英語でコミュニケーションを取ることもあるという。

 横綱・大の里(二所ノ関)らは11日に出発し、すでに英国に着いており、豊昇龍は「大の里関(の出発)みたよ。自分は飛行機が長いので何しようかなと思っている」と茶目っけたっぷりに答えた。

 2便に分けるのはトラブルなどで到着が遅れ、興行ができないことを防ぐため。今回は先発のA班に大の里、第2陣のB班に豊昇龍と、両横綱が分かれてロンドン入りする。

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