J1の京都は12日、京都・城陽市内で約1時間練習を行った。チリで開催されていたU―20W杯で日本代表に選出されていたFW平賀大空が、帰国後初めて練習に参加した。
グループリーグは3試合いずれも出場。しかし、ベスト16で戦ったフランス戦(0●1)では出番はなく、チームは敗退した。平賀は「優勝が狙えるチームだと思っていたので悔しいですし、個人的にも最後の試合に関われなかったですし、プレーもそんな良くなかったのでめちゃくちゃ悔しい大会でした」と、振り返った。続けたのは「もっと自分を信じてあげても良かった」という心境。「自分が世界に何かアピールしたいばかりになってもダメだと分かっていた。チームとして優勝するにはチームのこと、というバランスが自分の中で少しずれていたのかなというメンタリティーは最初少しあった」と、日本なら仕掛ける場面でも先に中を見てしまうなど、気持ちのバランスも含めて、悔いが残る大会だったと話した。
最後の試合でも内容では日本がフランスを圧倒していたように、世界との大きな差は感じなかったという。その一方では「それを出せなかったのが実力」と、より高みを目指す上で向上していく部分も分かった。チョ貴裁監督からは「リーグ優勝に全部切り替えろ」と伝えられ、「自分もそのつもり」と闘志はみなぎっている。「いいプレーとかができたとかが少ない分、悔しい気持ちは誰よりも持っている。そういう気持ちを全面に出して『やってやろう』というのを出せたらそれが1番必要」。初優勝をかけた残り5試合で、この経験を必ずぶつける。