◆関西大学ラグビーAリーグ 関学大26―20摂南大(12日・宝が池公園球技場)
関学大と京産大が勝ち、ともに開幕3連勝とした。関学大はリードが5度入れ替わる摂南大との接戦に26―20で辛勝。
関学大が一進一退のシーソーゲームを制した。21―20の後半ロスタイムの42分。185センチ、106キロの小林が密集を突き破るように、左中間へこの日2本目のトライを決めた。26―20でノーサイド。OBの小樋山樹監督(36)は「大事な場面で、いい仕事をしてくれた」と大黒柱に感謝した。副将も務める背番号8は「絶対、トライを取り切るつもりだった。昨年、最後に負けてめちゃくちゃ悔しかったので」と今季に懸ける思いを強調した。
昨季の最終節。
今季“日本代表予備軍”の「JAPAN XV」(ジャパンフィフティーン)に選出され、27年W杯出場を狙う小林も、今は大学ラストイヤーに集中する。「4年生はみんな真面目で仲がいい。このメンバーで勝ちたい」と、14年以来11季ぶりのリーグ優勝と初の全国4強を見据えた。(田村 龍一)