阪神・石井大智投手(28)が12日、51試合ぶりに“失点”した。甲子園で行われた全体練習でシート打撃に登板。

2死一塁からヘルナンデスに右中間へ適時二塁打を浴び、1回2安打1失点だった。NPB新記録となる50試合連続無失点でシーズンを終えた右腕が、味方相手に捕まった。「無失点記録が途絶えてしまいました」と真顔でジョークを口にした男に心配は無用だ。

 この日は15日開幕のCS最終ステージ(甲子園)に向けた調整登板。「(テーマは)言えない」とはぐらかしたが「やりたいことはできた」と胸を張った。今季は53登板で防御率0・17と無双。23年7月13日の同戦(甲子園)で一発を浴びたのを最後に、131戦連続で被本塁打もゼロだ。「次はゼロで抑えられるように頑張ります」。記録とは無関係の実戦形式。ポストシーズンへ着実に準備を進める。(直川 響)

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