大相撲の34年ぶりロンドン公演(15~19日)を取材する大西健太記者の見た、聞いた、思ったの日記「はっけよいLONDON」を連日、お伝えします。

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 「大の里ぉ~!」「隆の勝ぅ~!」。

夕暮れのヒースロー空港到着ロビー。スーツケースを転がし、羽織姿の力士一行が、姿を見せると熱烈に歓迎する日本語が一斉に飛び交った。英国人親子は「関取 ロンドンへようこそ」と印刷した紙を持って出迎え、父親に肩車をされた小さな女の子は目を輝かせながら力士たちに手を振り続けた。まげを整えるびんづけ油の香り漂うヒースローの到着口はさながら場所中の両国国技館。高まる相撲熱を感じた熱烈な出迎えだった。(大西 健太)

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