◆学生3大駅伝開幕戦 出雲駅伝(13日、島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)
レースの流れを決める大事な1区(8・0キロ)は、中大の岡田開成(2年)が23分28秒(記録はいずれも速報値)で区間賞を獲得した。2区(5・8キロ)のルーキー浜口大和に最高の形でタスキを託した。
2秒差の2位に駒大の谷中晴(2年)が続いた。
3位は帝京大、4位は創価大、5位は国学院大、6位は青学大、7位は城西大、8位は東京国際大が続いた。早大は10位、東洋大は11位でタスキリレーした。
1区の最初の1キロは2分49秒とまずまずのハイペースで入ったが、その後、スローペースに。1区の区間記録(22分30秒=2009年・第一工大ジュグナ)から大きく遅れる展開となった。残り2・5キロで国学院大のエース青木瑠郁(4年)がペースアップ。アイビーリーグ選抜のローザ(ハーバード大)が追いかける展開。残り1キロで中大の岡田がスパートして、そのまま、中継所にトップで飛び込んだ。
定刻の午後1時5分にスタート。正午過ぎにすでに気温は26度を突破して「夏日」(気温25度以上)に。
例年、スポーツの日(10月第2月曜日)に開催される出雲駅伝は午後1時5分にスタートし、優勝チームが午後3時10分過ぎ、最下位のチームが同30分頃にゴールする。最も暑い時間帯にレースが行われている。近年の猛暑を懸念し、多数の監督が選手の安全確保のため、午前中の開催を要望し、スタート時間の変更案が浮上している。
今後、協議を重ね、生中継するフジテレビなどの了承が得られれば、近い将来にスタート時間を現在の午後1時5分から午前8時~10時に変更することになりそうだ。
1区終了時点の上位チームの成績は以下の通り。
<1>中大
<2>駒大
<3>帝京大
<4>創価大
<5>国学院大
<6>青学大
<7>城西大
<8>東京国際大