大阪・関西万博が13日、閉幕を迎えた。各パビリオンは閉幕セレモニーを開催。
いくつかの国が集まって展開しているコモンズ館の外側の窓には、各国の言葉で「ありがとう」「半年間楽しかった」と感謝を伝える言葉がカラフルなマーカーで並び、入場列に並んでいる来場者が笑顔で写真に収める姿も。大屋根リング下では、自身の年齢と同じ数字の下で最後の記念写真を撮る人々も多かった。大阪府在住の40代女性はこの日が24回目の来場と明かし「いつも仕事帰りに来ていたので、朝9時からの入場は初めてなんです。明日の仕事はお休みして、最後の最後まで楽しんでいきます」と笑顔。
184日間で、2800万人が来場。東京から2度来場したという50代の夫婦は「当初のネガティブなうわさとは逆に快適に楽しめる場所でした。帰りのゲートの柵に抱きついて『帰りたくない』と泣き叫ぶ子供がいたのが印象に残っています。子供も楽しくて仕方ない万博だったのでは」と振り返った。