◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン女子第1日(13日、大阪・モリタテニスセンターうつぼ)

 シングルス1回戦で、8日にプロに転向したばかりのジュニア世界女王、園部八奏(わかな、IMG)は、厳しいプロデビュー戦になった。4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング16位の大坂なおみ(フリー)を相手に、0-6、4-6の1時間16分でストレート負けを喫した。

園部は「ファーストセットはすごい緊張していて、足が動いてなくて、硬かった。相手が相手なので、すごく緊張した」と、相手の大坂を意識していた。

 第1セットは、1ゲームも奪えなかった。ラリーが全くつながらず、いつもの歯切れのいいショットも影を潜めた。しかし、第2セットになると「エネルギーを高くするように意識した。(第2セットに)1ゲームを取ってからは、少しプレーできるようになった」。

 それでも、大坂のプレーに「サーブのコースや確率が良くて、ラリーでもしっかりとミスなくやってきた。自分がいいプレーをしないと勝てないのは当たり前だった」と、元世界女王から多くのことを学んだ。最後は「できれば、もう1回、やり直したい」とはにかんだ。

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