オリックスの来季構想から外れている福田周平外野手(33)が13日、現役続行への決意を明かした。球団と話し合いを重ね、今季の全日程終了までプレー継続を志願。

CS敗退によって宮崎でのフェニックス・リーグから大阪へ戻り、素直な気持ちを口にした。

 「僕のわがままを受け入れてくださった球団の方には、感謝しています」。プロ8年目の今季は23試合で打率1割6分7厘。「今年の戦力になれる可能性が1%でもあるなら、頑張らせてほしいです」と、宮崎行きを希望した。球団側も熱意に理解を示す中で、12日に終戦。思いは届かなかったが、「NPBの舞台でプレーしたいし、練習は続けます」と前を向いた。

 8月15日の出場選手登録抹消後、ウエスタン・リーグでは30試合で打率3割5分5厘。「新しい感覚も出てきた」と強調した。主に「1番・中堅」として21、22年のリーグ連覇に貢献。生え抜きでファンの人気も高かった。「チャンスをいただけるのなら」と育成枠からでもはい上がる覚悟を示した33歳。信じた道を歩む。

(長田 亨)

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