13日放送のテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」(月~金曜・午後9時54分)では、4月から開催された大阪・関西万博がこの日閉幕することを大越健介キャスターが会場から伝えた。

 冒頭、「1周約2キロに及ぶ光り輝く大屋根リングは184日間にわたって開催された大阪・関西万博の象徴です。

そして、その姿もまもなく見納めです。半年前、万博の開催にあたって、このリングの上からリポートした私は会場の様子をまるで世界が凝縮された巨大な宝石箱のようだと、少し興奮気味に伝えたことを覚えています」と話し出すと「期間中、この場所を訪れる人は日を追うごとに増え、一般の入場者の数は実にのべ2500万人を超えました。最終日の今日もやっと、この場所に来ることができたという人も、何度も来たけれども決して見飽きることはありませんでしたというリピーターの人たちで会場がごった返していました」とリポート。

 「高度成長の頃ならともかく閉塞(へいそく)感の漂う今の日本で万博という大がかりなお祭りをすることに違和感がある、いや、自分はむしろ反対だという声は開幕前も、そして今に至るまでも耳にします」と続けると「ただ、どうでしょう。お気に入りのパビリオンに10回以上も足を運んで世界への窓を開いた小学生がいたり、日本の人たちとの交流の思い出は一生の宝物ですという外国人スタッフがいたりと、そういう人たちと話をしていますと、この万博が残したものは決して小さくなかったと実感します」とコメント。

 「この時間になっても多くの人が会場に残り、名残惜しそうにその様子を眺めたり、カメラに納めたりする姿が見られます。まもなく閉幕時刻、午後10時を迎えます」と閉幕の瞬間を伝えた。

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