13日放送のテレビ朝日系報道番組「報道ステーション」(月~金曜・午後9時54分)では、4月から開催された大阪・関西万博がこの日閉幕することを大越健介キャスターが会場から伝えた。

 午後10時の閉幕を現場から伝えた大越氏は「連日、番組の中でニュースを伝える中でニュースの内容というのは、紛争とか災害、事件、事故、政治や経済、そういった深刻な中身となることが多いんですが、この万博会場からお伝えするのは、私はこれで3回目です。

その都度、明るく前向きなコメントができること自体、とてもうれしいと感じてきました」と、まず口にした。

 その上で「万博なんて、わずか半年で消えるつかの間の舞台だと冷めた視線が注がれるのも当然だと思います。でも、それを言い出したら私たちの人生だって、つかの間の舞台であるという点では同じことです。それならば、ネガティブな要素に着目するよりも共有できる希望の種を見つけ出したいものです」と続けた。そして「万博に多額の公金、公のお金が使われたことに疑問の声もありますけれども、これを一種の投資だと考えれば、効果はこれから表れると考えるべきでしょう」と話した。

 さらに「パビリオンをプロデュースした落合陽一さんにインタビューした際、『人間って捨てたもんじゃないよね』という言葉で思わず意気投合しました。この高揚感こそが多くの人が万博会場でともに味わった感覚だったのではないでしょうか」と続けていた。

編集部おすすめ