将棋の西山朋佳女流王将=白玲=に中七海女流三段が挑む第47期女流王将戦三番勝負第2局が14日、東京・渋谷区の将棋会館で始まった。

 4日、宮崎・都城市で指された第1局は、タイトル戦初挑戦となる中が激しい1分将棋対決を制して先勝。

 中は8月12日に指され、9月13日に囲碁・将棋チャンネルで放映された本棋戦本戦の挑戦者決定戦で福間香奈女流六冠に勝利し、三番勝負に進出。西山に対しても女流王座戦の挑戦者決定戦では敗れたが、前局で勝利を収めるなど、現在の女流将棋界の”二強”から勝利。昨年11月に女流棋士に転向した中が二強に割って入るかどうかに注目が集まる。

 一方の西山は、6月に7連覇中だった女王位を福間に明け渡した。体調不良もあり、予選を不戦敗することもあった。現在進行中の白玲戦七番勝負では福間に3勝2敗と王手を掛けた状態だが、まずは本局でタイに戻せるかにも注目が集まる。

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