◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ブルワーズ―ドジャース(13日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦の敵地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点をリードした7回の4打席目は、左腕のケーニッグと対戦し、一ゴロに倒れて今季ワーストを更新する15打席連続無安打となった。
ブルワーズの先発は、本来は救援でオープナーとして起用された左腕のアシュビー。
ブルワーズは2回から本来は先発で今季13勝を挙げた右腕のプリースターが登板。大谷は今年7月18日(同19日)に対戦して3打数無安打だった。3回1死走者なしの2打席目では、フルカウントから8球目のカットボールをはじき返すも左飛。徹底した内角攻めだった。
4回にはドジャースが1死満塁のチャンスを作ったが、マンシーの本塁打性の当たりがフェンスに当たって中堅手が捕球したが、ド軍の走者は判断を誤って「8―6―2」で本塁と三塁で2つのアウトを奪われて「中ゴロ併殺打」となる珍プレーでもありビッグプレーも出た。5回1死二塁の3打席目では申告敬遠。試合中盤ながら勝負を避けられ、続くベッツが二ゴロ併殺打に倒れた。大谷は地区シリーズから14打席連続無安打で今季ワーストに並んだ。
6回には1死走者なしからフリーマンが3番手右腕のパトリックから右翼席へ先取点となるソロ。ベンチで見守っていた大谷も両手を挙げて喜びを爆発させ、チームのリーダー格のベッツとロハスはベンチを飛び出してフリーマンを祝福した。
大谷はレッズとのワイルドカードシリーズでの2試合は、9打数3安打で2本塁打も放ったが、フィリーズとの地区シリーズの4試合では18打数1安打の打率5分6厘とブレーキ。この日の試合前の時点で11打席連続無安打だった。19打席で左腕との対戦が16度あり「左打者にとっては思い通りにいかなかった」と振り返ったが、ロバーツ監督は「反省していることを願っている。打席での質をよくする必要がある」、「あのようなパフォーマンスではワールドシリーズは勝てない」と注文をつけていた。