東京国際映画祭は14日、長年の映画界への功績をたたえ、女優・吉永小百合に特別功労賞を贈ることを発表した。

 吉永は1959年「朝を呼ぶ口笛」で映画デビュー。

出演映画作は124本に及ぶ。27日開幕の東京国際映画祭では吉永主演の新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督、31日公開)がオープニング作品として上映されることも決まっている。同映画祭は「常に挑戦者として女優としての品格を持ち、日本の映画に多大な貢献を果たしてこられた功績に対し、特別功労賞を授与する」とコメントしている。

 ◇東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康氏「吉永さんは長年、困難に立ち向かいながら日本映画の頂点に上りつめた。その姿は新作の主演作『てっぺんの向こうにあなたがいる』で女性として世界初のエベレスト登頂を成し遂げた不屈の登山家の姿とも重なる。その作品が東京国際映画祭のオープニング作品として上映される機会に、吉永さんの偉大な功績に対する敬意と感謝の証として特別功労賞を贈呈でき、栄誉です」

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