日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)による事務折衝が14日、都内で行われた。かねて選手会が要望していた「慶弔休暇特例措置(仮称)」が11月の実行委員会の承認を経て、正式に来季から導入される見通しとなった。
近親者の慶事(出産)や、弔事(通夜、葬式)などが対象となる。森忠仁事務局長は「選手が休みたいというところで休めて、いつでも戻れる」と説明。出場選手登録抹消後、10日を経ずに再登録が可能となる。
ドジャース・大谷が4月に第1子が生まれた際に産休制度の“父親リスト”を利用して注目が集まり、選手会もNPB側に制度化を訴えてきたことが形となった。森事務局長は「これは野球界だけじゃなくて一般社会でも普通に取り入れられているものなので、やっとかなというところはありますけど」と思いを語った。