◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ブルワーズ1―2ドジャース(13日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
ドジャースのF・フリーマン内野手が13日(日本時間14日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦の敵地・ブルワーズ戦に「4番・一塁」で先発出場し、先制ソロを放つなど、2安打の活躍で同シリーズ先勝に貢献した。試合後は先発したスネルとともに会見に臨み、「(本塁打は)良い感触だった。
両軍無得点の6回に快音を響かせた。1死で迎えた3打席目。直球を完璧に捉え、高々と舞い上がった打球は右翼スタンドまで届いた。今季PS1号となる先制ソロ。チームは4回に1死満塁のチャンスを作りながらも、異例の中ゴロ併殺打で無得点に終わっていただけに、再び流れを引き寄せる豪快な一発には、ベンチで見届けていた大谷翔平投手らナインも両手を高々と上げ、喜びを爆発させた。
投げては先発のスネルが8回1安打無失点、10奪三振の快投で勝利に導いた。圧巻の投球を見せたエース左腕には、フリーマンも「今こうして隣に座って一緒に記者会見できて本当にうれしい。『ああ、またやられたよ』って言いながら別々に通り過ぎるんじゃなくてね。
14日(同15日)の第2戦は山本由伸投手(27)が先発する。頼れる主砲は「フィラデルフィアでやったときと同じような形だね。初戦を取って、明日はヨシ(山本由伸)に任せられる。そりゃあ気分はいいよ。あとは明日、もっと点を取れたらいい」と、絶大な信頼を置く山本への援護を誓った。