東京・浅草で人力車を引く現役俥夫(しゃふ)の3人組ユニット・東京力車が14日、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ噴水広場で、最新曲「俺らしく…」追走盤(15日発売)の発売記念イベントを行った。ミニライブで同曲を含めた3曲を歌唱して沸かせた。

 トークコーナーでは、東京力車に頼まれて同曲を作詞し、ミュージックビデオでも共演した歌手・山本譲二がサプライズ登場。レコード会社の後輩でもある3人に「俺らしく生きろ」と直筆の書を授け、「世の中が変わっていっても俺らしく生きていれば平気でしょ? 失敗してもそれを糧として、ブレずに生きていってもらいたい」とメッセージを贈った。

 山本がTBS系歌番組「ザ・ベストテン」で代表曲「みちのくひとり旅」をふんどし姿で歌った姿は、名場面として語り継がれている。山本は自身のふんどしを「恥ずかしがらず堂々と歌えるのなら、ふんどし持っていけやと、リーダーに渡しました」と、ふんどしを愛用するリーダー・石橋拓也に“継承”した経緯を説明した。

 自身の体のケアについて「若い頃からはぜい肉もなかったけど、もう75歳。努力と言っちゃうとつまんないから言わないけど、努力はしてる。少しでも若く見られるようにね」と明かすと、白上一成は「ふんどし姿をいつか見られるように勝手に願ってます」と期待した。

 石橋が「人力車をひきながら歌ってると馬鹿にされることがあるんですよ」という相談する場面も。山本は「やかましいって言っとけ!」と直球のアドバイスで応じた。

 石橋は「忘れられない一日になった。自信を持って自分の人生を生きている譲二さんの姿を見て、一歩ずつ出会いを大切に歩んでいきたいなと改めて思いました」と感謝した。田井裕一も「譲二さんはずっと憧れで、男の中の男。

常に前を向いて走り続けている」と尊敬していた。

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