歌舞伎俳優の市川團十郎が来年1月の新橋演舞場「初春大歌舞伎」(1月3~27日)に出演することが14日、歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」などで発表された。

 昼夜2部制で、昼の部は市川右團次の「操り三番叟(あやつりさんばそう)」からスタート。

続く「鳴神(なるかみ)」は鳴神上人を中村福之助と中村鷹之資のダブルキャストで上演。雲の絶間姫を大谷廣松が勤める。團十郎は「熊谷陣屋(くまがいじんや)」で熊谷次郎直実を勤め、口上で「にらみ」を披露する。

 夜の部は、歌舞伎十八番の「矢の根(やのね)」で市川新之助が曽我五郎、中村虎之介が曽我十郎で出演。團十郎は「児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)」で児雷也実は尾形弘行を勤め、新歌舞伎十八番「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」で小姓弥生後に獅子の精を演じる。

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