◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン女子第2日(14日、大阪・モリタテニスセンターうつぼ)
シングルス1回戦で、世界ランキング184位の柴原瑛菜(橋本総業)が2ゲームしか奪えずに完敗した。同41位で第5シードのマリエ・ブズコバ(チェコ)に1-6、1-6の61分でストレート負けを喫した。
右ひじには、テーピングが巻かれ、少し痛々しかった。「芝のシーズンで痛みが出て。痛くはなかったが、練習量と試合数が足りなかった」。炎症だった。「初めての大きなけがで。全米は間に合ったと思ったけど」と言うと、涙がこぼれた。
2022年全仏混合ダブルス優勝、23年全豪ダブルス準優勝など、ダブルスで活躍した。ダブルスの世界ランキングは最高4位にまでなった。しかし、23年頃からシングルスに力を入れ始め、「今年は初めて1年を通じて、シングルスを戦う年だった」。
8月の全米では予選を勝ち上がり本戦入りした。「3~4週間、休めば、良くなると言われているが、シーズン中に休むのは」と、休んで世界ランキングが落ちることなどを考えると、思い切りがつかなかったようだ。